ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカーブーン区一帯の反体制武装集団の支配地域を、地対地ミサイルと思われる砲弾などで激しく砲撃した。
またシリア政府支配下のアダウィー地区、ティジャーラ地区に迫撃砲弾複数発が着弾し、女性1人が死亡した。
同監視団によると、18日に激化したカーブーン区一帯でのシリア軍の攻撃により、少なくとも16人が死亡したという。
メディア活動家のウダイ・アウダを名乗る人物がクッルナー・シュラカー(2月19日付)に明らかにしたところによると、シリア政府は6日、カーブーン区で活動する反体制武装集団に、シャーム解放機構の排除、重火器の引き渡し、投降を希望しない戦闘員のシリア北部への退去を求めたが、反体制武装集団はこれを拒否し、戦闘が激化したという。
シリア軍は2012年9月以降、カーブーン区を事実上包囲し続けてきたが、2014年初めにシリア政府との停戦に合意し、以降、隣接するティシュリーン地区から食糧物資などの配給を受け、住民の往来も許可されてきた。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマダーヤー町を砲撃し、男性1人が死亡した。
またシリア軍ヘリコプターがマガル・ミール村を空爆した。
さらに、クッルナー・シュラカー(2月20日付)によると、シリア軍がドゥーマー市を砲撃し、女性1人と女児1人が死亡した。
一方、SANA(2月19日付)によると、シリア軍がバイト・サーイル村南部のザフル・アスワド丘一帯、マガル・ミール村交差点地区一帯で反体制武装集団と交戦した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団、SANA(2月19日付)によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が、ダルアー市サハーリー地区を砲撃し、子供1人が死亡した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は地対地ミサイルと思われる砲弾などでダルアー市内のシャーム解放機構などの支配地域を砲撃した。
他方、ダルアー市マンシヤ地区で「屈辱でなく死を」の戦いを継続中の堅固な建造物作戦司令室は声明を出し、作戦の第1段階を完了し、第2段階に移行すると発表した。
第1段階では、アブー・ナジーブ検問所、ナッジャール・ビル群、医療ポイント、ラフマーン・パン製造所検問所などを制圧したという。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヒムス市ワアル地区を砲撃、発砲した。
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ハマー県では、SANA(2月19日付)によると、シリア軍がカフルズィター市、タマーニア町でシャーム解放機構の拠点を空爆した。
AFP, February 19, 2017、AP, February 19, 2017、ARA News, February 19, 2017、Champress, February 19, 2017、al-Hayat, February 20, 2017、Iraqi News, February 19, 2017、Kull-na Shuraka’, February 19, 2017、February 20, 2017、al-Mada Press, February 19, 2017、Naharnet, February 19, 2017、NNA, February 19, 2017、Orient News Net, February 19, 2017、Reuters, February 19, 2017、SANA, February 19, 2017、UPI, February 19, 2017などをもとに作成。
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