シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、シリア・ロシア両軍の航空支援を受けたシリア軍が予備部隊とともにヒムス県タドムル市および同市一帯から掃討、同地を完全制圧したと発表した。
SANA(3月2日付)が伝えた。
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官も、ヴラジミール・プーチン大統領が、シリア軍がヒムス県タドムル市をダーイシュ(イスラーム国)から解放し、同地を制圧したとの戦況報告をセルゲイ・ショイグ国防大臣から受けたことを明らかにした。
シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)はタドムル市全土から撤退、シリア軍は同地を制圧するとともに、同市一帯で地雷・爆発物の撤去作業を続けているという。
ダーイシュはまたタドムル市に隣接するタドムル航空基地からも撤退した。
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同じくヒムス県では、SANA(3月2日付)によると、ヒムス市ザフラー地区をシャーム解放機構が砲撃し、1人が死亡、5人が負傷した。
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ダマスカス郊外県では、SANA(3月2日付)によると、ハラスター市郊外でシャーム解放機構が掘削した全長220メートルの地下トンネルをシリア軍が発見した。
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アレッポ県では、ARA News(3月2日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市西部のザフラー協会地区、アルド・マッラーフ地区のシリア軍拠点を砲撃した。
AFP, March 2, 2017、AP, March 2, 2017、ARA News, March 2, 2017、Champress, March 2, 2017、al-Hayat, March 3, 2017、Iraqi News, March 2, 2017、Kull-na Shuraka’, March 2, 2017、al-Mada Press, March 2, 2017、Naharnet, March 2, 2017、NNA, March 2, 2017、Reuters, March 2, 2017、SANA, March 2, 2017、UPI, March 2, 2017などをもとに作成。
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