米国、ロシア、トルコ各国の軍参長がトルコ南部のアンタキア市で会談した。
会談を行ったのはジョセフ・ダンフォード米統合参謀本部議長、ロシアのヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長、そしてトルコのフルシ・アカル参謀総長の3人で、三国の参謀総長が一同に会したのは初めて。
会談は、①トルコ軍および同軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室によるアレッポ県バーブ市のダーイシュ(イスラーム国)からの奪取、②シリア軍によるターディフ市一帯のダーイシュからの奪取と南進、③西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下のマンビジュ市西部郊外一帯へのシリア軍の到達、④シリア民主軍支配地域・ハワール・キリス作戦司令室支配地域間の緩衝地帯へのシリア軍の展開、を受け、ハワール・キリス作戦司令室とシリア軍、そしてハワール・キリス作戦司令室とシリア民主軍の戦闘が散発化しているなかで行われた。
会談では、こうした事態に対処し、ハワール・キリス作戦司令室とシリア軍、そしてハワール・キリス作戦司令室とシリア民主軍の衝突を回避するための協議がなされたと思われる。
AFP, March 7, 2017、AP, March 7, 2017、ARA News, March 7, 2017、Champress, March 7, 2017、al-Hayat, March 8, 2017、Iraqi News, March 7, 2017、Kull-na Shuraka’, March 7, 2017、al-Mada Press, March 7, 2017、Naharnet, March 7, 2017、NNA, March 7, 2017、Reuters, March 7, 2017、SANA, March 7, 2017、UPI, March 7, 2017などをもとに作成。
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