米軍の支援を受けるシリア・エリート部隊がラッカ県・ダイル・ザウル県境のマナーヒル・シルヤーン山一帯を制圧(2017年3月12日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(3月12日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市東部でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ユーフラテス川に面するハッシュ・ウジャイル村を制圧した。

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに、ダーイシュ(イスラーム国)の中心都市ラッカ市孤立化に向けた「ユーフラテスの怒り」作戦に参加するシリア・エリート部隊は、ダーイシュとの戦闘の末、ラッカ県とダイル・ザウル県の境に位置するマナーヒル・シルヤーン山一帯を制圧し、ラッカ市とダイル・ザウル県を結ぶダーイシュの兵站路を完全掌握したと発表した。

シリア・エリート部隊は、アフマド・ウワイヤーン・ジャルバー氏が率いるシリア・ガド潮流の民兵組織で、米軍の教練を受けたアラブ人部族からなるという。

AFP, March 12, 2017、AP, March 12, 2017、ARA News, March 12, 2017、Champress, March 12, 2017、al-Hayat, March 13, 2017、Iraqi News, March 12, 2017、Kull-na Shuraka’, March 12, 2017、al-Mada Press, March 12, 2017、Naharnet, March 12, 2017、NNA, March 12, 2017、Reuters, March 12, 2017、SANA, March 12, 2017、UPI, March 12, 2017などをもとに作成。

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