ハマー県では、SANA(3月25日付)によると、シリア軍がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団と戦闘の末、県北部のカウカブ村を制圧し、治安と安定を回復した。
シリア人権監視団によると、シリア軍による激しい攻撃を受け、反体制武装集団はカウカブ村一帯から撤退したが、戦闘は継続されているという。
シリア軍はまた、ズーワール村一帯、ラターミナ町、ハマーダト・ウマル村、サトヒーヤート村一帯を激しく空爆・砲撃し、反体制武装集団と交戦した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、東グータ地方のハムーリーヤ市の中心街に対してシリア軍戦闘機が実施し、女性・子供8人を含む少なくとも16人が死亡、50人あまりが負傷した。
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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が拠点とするジャウバル区に対して、シリア軍が15回の空爆を実施、また同地およびティシュリーン地区一帯、バルザ区一帯で両者が交戦した。
一方、SANA(3月25日付)によると、ジャウバル区、ダマスカス郊外県東グータ地方を拠点とする反体制武装集団が撃った迫撃砲弾1発がクスール地区に着弾し、4人が負傷した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がヤードゥーダ村一帯、ダルアー市各所を地対地ミサイルなどの砲弾で砲撃した。
一方、SANA(3月25日付)によると、シリア軍がインヒル市・スラヤー村街道、東ムライハ町東部、イブタア町、ダルアー市各所で、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団と交戦した。
また、シャーム解放機構に属する反体制武装集団がダルアー市サハーリー地区の住宅街を砲撃し、民家が被害を受けた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(クッルナー・シュラカー(3月25日付)によるとロシア軍戦闘機)がカフルナブル市、郊外の野戦病院を空爆し、利用不能としたほか、アルバイーン山各所、マアッラト・ヌウマーン市、フバイト村、ハーン・シャイフーン市、イブリーン村を砲撃・空爆した。
また、クッルナー・シュラカー(3月25日付)によると、ロシア軍と思われる戦闘機が25日未明にイドリブ市を空爆し、シリア政府支配地域で拘束した女性を拘置している施設が被弾、女性収監者10人を含む15人が死亡した。
AFP, March 25, 2017、AP, March 25, 2017、ARA News, March 25, 2017、Champress, March 25, 2017、al-Hayat, March 26, 2017、Iraqi News, March 25, 2017、Kull-na Shuraka’, March 25, 2017、al-Mada Press, March 25, 2017、Naharnet, March 25, 2017、NNA, March 25, 2017、Reuters, March 25, 2017、SANA, March 25, 2017、UPI, March 25, 2017などをもとに作成。
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