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ティラーソン米国務長官「米国の対シリア政策の優先課題はアサド政権打倒ではなく、ダーイシュ殲滅」(2017年4月9日)

米国のレックス・ティラーソン国務長官はABC(4月9日付)のニュース番組に出演し、対シリア政策の最優先事項が、ダーイシュ(イスラーム国)殲滅で、アサド政権打倒ではないと改めて述べた。

ティラーソン国務長官は「シリアにおける我々の戦略は、知っての通り、その優先事項はまずはダーイシュ(イスラーム国)を打ち負かすことだ…。ダーイシュとの戦いを終えることができたら…、我々は我々の関心を(シリアの)政権と反体制派の停戦合意に向けたいと願っている。この点に関して、我々は、ロシアとともに行動し、その影響力を駆使してシリア全土の安定を実現し、ジュネーブでの政治プロセスの条件を作り出すつもりだ…。我々は、この政治プロセスを通じて、シリア国民がバッシャール・アサドの処遇を決定できるようになるだろうと信じている」と述べた。

ARA News, April 9, 2017

ABC News, April 9, 2017、AFP, April 9, 2017、AP, April 9, 2017、ARA News, April 9, 2017、Champress, April 9, 2017、al-Hayat, April 10, 2017、Iraqi News, April 9, 2017、Kull-na Shuraka’, April 9, 2017、al-Mada Press, April 9, 2017、Naharnet, April 9, 2017、NNA, April 9, 2017、Reuters, April 9, 2017、SANA, April 9, 2017、The Sunday Times, April 9, 2017、UPI, April 9, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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