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ロシアのプーチン大統領「シリア軍の化学兵器使用を断じるような新たな挑発的な動きがダマスカス県南部郊外などで準備されている」(2017年4月11日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領はモスクワでのイタリアのセルジョ・マッタレッラ首相との会談後の記者会見で、イドリブ県ハーン・シャイフーン市での化学兵器使用疑惑や米軍のシリアへのミサイル攻撃について言及し、シリア軍の化学兵器使用を断じるような新たな挑発的な動きが、シリア政府の責任を追及するために準備されていると述べた。

プーチン大統領は「我々は複数の消息筋から、化学兵器を断じるような新たな挑発的な動きが、首都ダマスカス南部郊外などのシリアの他の場所でも準備されているとの情報を得ている。これらの場所では、何らかの物質を投下し、シリア当局を非難する計画がある」と述べた。

プーチン大統領はまた「この事件(米軍のシリアに対するミサイル攻撃)は、2003年の事件(イラク戦争)を思い出させる。あの時、国連安保理で米国の代表はイラクで化学兵器が見つかったと主張した」と付言した。

SANA(4月11日付)が伝えた。

AFP, April 11, 2017、AP, April 11, 2017、ARA News, April 11, 2017、Champress, April 11, 2017、al-Hayat, April 12, 2017、Iraqi News, April 11, 2017、Kull-na Shuraka’, April 11, 2017、al-Mada Press, April 11, 2017、Naharnet, April 11, 2017、NNA, April 11, 2017、Reuters, April 11, 2017、SANA, April 11, 2017、UPI, April 11, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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