ラッカ県では、SANA(5月15日付)によると、米主導の有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のウカイラシー村(ラッカ市近郊)を空爆し、女性と子供を含む14人を殺害した。
空爆は、ラッカ市郊外の紡績工場で働く女性労働者を乗せた車などが標的となり、爆撃を受けた車に乗っていた女性5人を含む8人が死亡、そのほかにもウカイラシー村一帯が攻撃を受け、合計で14人が死亡したという。
(しかし、有志連合は17日、同地での空爆は実施していないと発表した。)
一方、ARA News(5月15日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、アブドゥッラー村、クブラー村、ラシード村、アブー・カイラ村、ジャイフ村など17ヵ村を制圧した。
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ラッカ市孤立化を目的とする「ユーフラテスの怒り」作戦第4段階を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の作戦司令室は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)のシリア人メンバーに対して、10日以内に武器を棄て、シリア民主軍、ないしは地元の部族長、ラッカ市の名士、ラッカ市文民評議会に投降するよう最後通告を行った。
AFP, May 15, 2017、AP, May 15, 2017、ARA News, May 15, 2017、May 16, 2017、Champress, May 15, 2017、al-Hayat, May 16, 2017、Kull-na Shuraka’, May 15, 2017、May 16, 2017、al-Mada Press, May 15, 2017、Naharnet, May 15, 2017、NNA, May 15, 2017、Reuters, May 15, 2017、SANA, May 15, 2017、UPI, May 15, 2017などをもとに作成。
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