ヒムス県では、スマート・ニュース(5月15日付)によると、イラク国境に近い県南東部のハミーマ砂漠で、有志連合の地上部隊(米軍)の支援を受けた「革命特殊任務軍」が地上作戦を開始し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。
革命特殊任務軍はイラク国境のタンフ国境通行所に本部を構える反体制武装集団で、地上作戦はヒムス県南東部からダイル・ザウル県との県境一帯におよぶ地域で行われているという。
これに関して、スマート・ニュースは作戦には米軍地上部隊も参加していると伝え、その動画(https://youtu.be/nM-oPU3uY10)を公開した。
なお、革命特殊任務軍に関して、クッルナー・シュラカー(5月15日付)は自由シリア軍に所属していると紹介しているが、『ハヤート』(5月16日付)はアル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動所属部隊だと伝えている。
革命特殊任務軍の地上作戦に関して、『ハヤート』(5月16日付)は、ダイル・ザウル県ブーカマール市方面への攻撃を円滑に進めるために開始されたとする一方、米英両軍がタンフ国境通行所からシリア領内に入り、革命特殊任務軍務軍の作戦に参加していると伝えた。
AFP, May 15, 2017、AP, May 15, 2017、ARA News, May 15, 2017、Champress, May 15, 2017、al-Hayat, May 16, 2017、Kull-na Shuraka’, May 15, 2017、al-Mada Press, May 15, 2017、Naharnet, May 15, 2017、NNA, May 15, 2017、Reuters, May 15, 2017、RT, May 15, 2017、SANA, May 15, 2017、SMART News, May 15, 2017、UPI, May 15, 2017などをもとに作成。
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