ジュネーブ6会議に参加しているロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官は、「スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表のイニシアチブは正しい方向へのステップだと見ている。新憲法にかかわる問題は我々が、政治プロセスを前進させることを可能とする議題だと考えている」と述べた。
ガティロフ外務次官はそのうえで、「四つのパッケージからなる議題が軸となる。我々は常に、テロとの戦いとともに憲法にも最優的に関心を寄せてきた。しかし、我々は前進したい。だから、何らかの問題から始めねばならない」と付言した。
発言は、デミストゥラ氏が、ジュネーブ6会議参加者に対して、憲法や法律にかかわる問題についての技術面での審議を行う仕組みを作ることを提案したことを受けたもの。
RT(5月17日付)が伝えた。
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最高交渉委員会の顧問を務めるヤフヤー・アリーディー氏は、ロシア、トルコ、イランの署名により6日に発効した「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」に関して、「断続的に停戦違反が続くなか」で緊張緩和地帯を設置できるか疑わしいと述べた。
アリーディー氏は、緊張緩和地帯の設置が、予定されているロシアのゲンナージー・ガティロフ外務次官との会談で議題となるか承知していないとしたうえで、この問題がアスタナ会議の枠組みのなかで審議されるべきもので、ジュネーブ6会議では「政治問題、とりわけ政治移行に専念すべき」と述べた。
『ハヤート』(5月18日付)が伝えた。
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ジュネーブ6会議に参加するためにスイスに滞在中のシリア政府代表団(バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表が団長)は、ジュネーブにある国連本部で前日に引き続きスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。
SANA(5月17日付)が伝えた。
AFP, May 17, 2017、AP, May 17, 2017、ARA News, May 17, 2017、Champress, May 17, 2017、al-Hayat, May 18, 2017、Kull-na Shuraka’, May 17, 2017、al-Mada Press, May 17, 2017、Naharnet, May 17, 2017、NNA, May 17, 2017、Reuters, May 17, 2017、RT, May 17, 2017、SANA, May 17, 2017、UPI, May 17, 2017などをもとに作成。
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