スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、スイスのジュネーブで記者会見を開き、シリア政府代表団の憲法にかかる専門家とデミストゥラ代表側の専門家との間で新憲法起草にかかる非公式会合に関して、「我々はこの会合を通じて新憲法を制定する計画はないし、そうすることもめざしていない…。シリア国民が政治的解決の文脈のなかでこの問題を推し進めることを支援したい」と述べた。
SANA(5月19日付)が伝えた。
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スイスのジュネーブにある国連本部で開催されていたシリア政府と反体制派の代表団による和平協議「ジュネーブ6会議」が閉幕した。
シリア政府代表団を率いるバッシャール・ジャアファリー国連シリア代表は、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との会合後に記者団に対し、「我々の専門家と特別代表側の専門家の間で行われた一度目の専門家会合が(ジュネーブ6会議における)唯一の成果だった」と振り返った。
ジャアファリー国連シリア代表はまた、米主導の有志連合がヒムス県タンフ国境通行所近郊でのシリア軍、ヒズブッラーの車列に対して行ったとされる威嚇空爆に関して「我々の国に対する米国の敵対行為によってもたらされた虐殺については詳しく述べてきた…。この問題において重要なことは、我々の政治的願望が崇高であるということだ…。なぜなら我々はテロとの戦、すなわちテロ組織によるテロ、一部の外国やその政府によるテロとの戦いに対して引き続き力点を置きたいと考えているからだ…。そのなかには当然、米国の攻撃、そしてフランスや英国の我が国に対する攻撃が含まれている」と述べた。
SANA(5月19日付)が伝えた。
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最高交渉委員会のナスル・ハリーリー団長もスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表との会談後に記者団に対して、「ジュネーブ6会議においては、何らの重要な突破口も生じなかった」と述べた。
AFP, May 19, 2017、AP, May 19, 2017、ARA News, May 19, 2017、Champress, May 19, 2017、al-Hayat, May 19, 2017、Kull-na Shuraka’, May 19, 2017、al-Mada Press, May 19, 2017、Naharnet, May 19, 2017、NNA, May 19, 2017、Reuters, May 19, 2017、SANA, May 19, 2017、UPI, May 19, 2017などをもとに作成。
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