シリア軍は米軍の支援を受ける反体制武装集団が残留するダマスカス郊外県南東部の砂漠地帯を爆撃(2017年6月1日)

ダマスカス郊外県では、『ハヤート』(6月2日付)によると、シリア軍戦闘機が米軍の支援を受ける反体制武装集団(「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室)が展開する県南東部のビイル・カスブ地区、ダクワ丘一帯に対して空爆を実施した。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月1日付)によると、シリア軍・親政権武装勢力が仕掛けた爆弾がカフルシャムス町内で爆発し、住民15人が死亡、20人以上が負傷した。

スマート・ニュース(6月1日付)によると、死亡したのは第46師団(自由シリア軍)の戦闘員と民間人合わせて35人。

また、スーラ町と西ガーリヤ村を結ぶ街道で爆弾が爆発し、車で移動していたムハーリジーン・ワ・アンサール旅団の司令官2人が死亡、3人が負傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(6月2日付)によると、シリア軍戦闘機がダルアー市内の反体制武装集団支配地域を「樽爆弾」で空爆し、17人が死亡した。

AFP, June 1, 2017、AP, June 1, 2017、ARA News, June 1, 2017、Champress, June 1, 2017、al-Hayat, June 2, 2017、Kull-na Shuraka’, June 1, 2017、June 2, 2017、al-Mada Press, June 1, 2017、Naharnet, June 1, 2017、NNA, June 1, 2017、Reuters, June 1, 2017、SANA, June 1, 2017、SMART News, June 1, 2017、UPI, June 1, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts