シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市マンシヤ地区制圧に向けてシリア軍が攻撃を激化(2017年6月4日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月4日付)によると、シリア軍、親政権武装勢力がロシア軍の航空支援を受け、反体制武装集団の支配下にあるダルアー市難民キャンプ地区に突入した。

al-Hayat, June 5, 2017

ロシア軍はダルアー市各所を18回にわたり空爆、またシリア軍ヘリコプターも52発の「樽爆弾」を投下し、シリア軍、親政権武装勢力の進軍を支援した。

これに対して、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団側は「フィール・ロケット弾」などで応戦した。

また、『ハヤート』(6月5日付)によると、戦闘はダルアー市難民キャンプ地区だけでなく、ダム街道地区でも激しく行われた。

一方、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がダルアー市カーシフ地区などを砲撃し、女性2人と子供1人を含む11人が負傷した。

シリア軍は、シャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるダルアー市マンシヤ地区の制圧に向けて数日前から増援部隊をダルアー市方面に多数派遣している。

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ハマー県では、SANA(6月4日付)によると、反体制武装集団がムハルダ市、ザーラ発電所を砲撃した。

AFP, June 4, 2017、AP, June 4, 2017、ARA News, June 4, 2017、Champress, June 4, 2017、al-Hayat, June 5, 2017、Kull-na Shuraka’, June 4, 2017、al-Mada Press, June 4, 2017、Naharnet, June 4, 2017、NNA, June 4, 2017、Reuters, June 4, 2017、SANA, June 4, 2017、UPI, June 4, 2017などをもとに作成。

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