「シリア同盟者部隊」作戦司令室は声明を出し、タンフ国境通行所(ヒムス県)に向けて進軍を続けるシリア軍・親政権武装勢力の拠点・車列に対する6日の米主導の有志連合による空爆を非難するとともに、シリア領内および周辺諸国の米軍拠点に対して攻撃を行う能力を備えていると威嚇した。
クッルナー・シュラカー(6月7日付)によると、「シリア同盟者部隊」作戦司令室は、シリア領内でのダーイシュ(イスラーム国)、シャーム解放機構、これらの組織と連携する反体制武装集団に対するシリア軍の「テロとの戦い」に参加する外国人武装勢力((レバノンのヒズブッラー、イラク人民兵、アフガニスタン・パキスタン人(ハザラ人)民兵など)の連合体で、イランが後援している。
「シリア同盟者部隊」作戦司令室は声明のなかで、「いわゆる「対テロ有志連合」の名で米国が行った敵対行為は、不用意かつ危険な振る舞いであり、米国がテロに立ち向かっているとうそぶいていることの良い一例だ…。米国はシリア軍とその同盟者の血が安くないことを知ることになる。シリアおよびその隣国の彼らの拠点に打撃を与える能力は充分に備わっている」と主張した。
そのうえで、「米国は和平もテロとの戦いも望んでいない。シリア領内にテロの温床を維持し、米国の命令に従って任務が遂行されることを望んでいるのだ」と非難した。
AFP, June 7, 2017、AP, June 7, 2017、ARA News, June 7, 2017、Champress, June 7, 2017、al-Hayat, June 8, 2017、Kull-na Shuraka’, June 7, 2017、al-Mada Press, June 7, 2017、Naharnet, June 7, 2017、NNA, June 7, 2017、Reuters, June 7, 2017、SANA, June 7, 2017、UPI, June 7, 2017などをもとに作成。
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