米主導の有志連合はラッカ市南部郊外を爆撃し、一家5人を殺害(2017年6月14日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米軍主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下の県南部カスラト・シャイフ・ジュムア村を空爆し、女性1人と子供3人を含む一家5人が死亡した。

一方、ARA News(6月14日付)によると、「ユーフラテスの怒り」作戦を継続する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍はラッカ市内各所を砲撃し、同市西部のヒッティーン地区一帯、同市東部一帯でダーイシュと交戦、これに対してダーイシュもシリア民主軍が制圧したマシュラブ地区、ルーマーニーヤ地区に対して砲撃を行った。

また、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ラッカ市内のバリード地区に進軍、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

クッルナー・シュラカー(6月15日付)によると、シリア民主軍はさらにラッカ市内東部の工業地区に突入した。

AFP, June 14, 2017、AP, June 14, 2017、ARA News, June 14, 2017、Champress, June 14, 2017、al-Hayat, June 15, 2017、Kull-na Shuraka’, June 14, 2017、June 15, 2017、al-Mada Press, June 14, 2017、Naharnet, June 14, 2017、NNA, June 14, 2017、Reuters, June 14, 2017、SANA, June 14, 2017、UPI, June 14, 2017などをもとに作成。

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