シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、米主導の有志連合の戦闘機が、ラッカ県タブカ市南部に位置するラサーファ市上空付近で、ダーイシュ(イスラーム国)に対する戦闘任務にあたっていたシリア軍のSu-22戦闘機1機を撃墜した、と発表した。
声明によると、シリア軍戦闘機は墜落し、パイロットは行方不明だという。
軍武装部隊総司令部はまた、「このあからさまな敵対行為は「テロと戦い」という正当な権利を行使し、同盟者とともに効果的な戦闘を続ける唯一の軍であるシリア軍の能力に打撃を与えようとするものだ」と非難、「米国がテロ支援という姿勢をとっていることを疑う余地なく示すもので、米国とダーイシュが連携していることを示している」と断じた。
なお、ラッカ県西部のラサーファ市は、ラッカ市とサラミーヤ市(ハマー県)、タブカ市とスフナ市(ヒムス県)を結ぶ幹線道路が交差する戦略的要衝で、数日前からシリア軍、親政権武装勢力がダーイシュ(イスラーム国)との間で争奪戦を激化させており、シリア軍はカラーディー村、イーサーウィー村、ジャアディーン村を制圧し、同交差点に迫っていた。
SANA(6月18日付)が伝えた。
AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…