SANA(6月21日付)は、シリア軍消息筋の話として、シリア軍が予備部隊とともにダマスカス郊外東部のビイル・カスブ地区とその周辺の丘陵地帯(ヒルバト・カスブ地区、ラワービー丘、サリーヒー丘、ウライニバ丘)を制圧し、同地からアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構を掃討したと伝えた。
なお、ビイル・カスブ地区では、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)の活動地とされており、シャーム解放機構が展開していたとの報道は、親政権メディア、反政権メディアの双方において確認されていなかった。
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しかし、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室を主導する東部獅子軍のサアド・ハーッジ報道官は、ロシア軍の航空支援を受けたシリア軍と民兵が早朝、ビイル・カサブ地区に進軍、同地を制圧しようとしている」が、「革命家は拠点を死守している」と述べ、ビイル・カサブ地区喪失を否定した。
AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。
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