シリア・アラブ・テレビ(6月22日付)は、シリア軍、親政権武装勢力がシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)の支配下にあるダルアー市マンシヤ地区などに対する攻撃を再開する一方、米国とロシアの高官は、ダルアー県を含むシリア南西部での「緊張緩和地域」の設置に向けた秘密協議を再開したと伝えた。
『ハヤート』(6月22日付)がヨルダンに駐在する複数の外交官の話として伝えたところによると、米国とロシアの高官はアンマンでの協議で、「緊張緩和地帯」設置の詳細についての協議を開始するのに先だって、善意を示すため、シリア軍と反体制武装集団の戦闘を中止させることで合意していたが、19日に戦闘は再開、ロシアがダルアー市の反体制武装集団の拠点に対して率先して空爆を実施したという。
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ダルアー県では、SANA(6月21日付)によると、シリア軍がムライハト・アトシュ村、ダルアー市各所、サルマーン丘(スワイダー県)でシャーム解放機構の拠点に対して集中的な攻撃を行った。
AFP, June 21, 2017、AP, June 21, 2017、ARA News, June 21, 2017、Champress, June 21, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 21, 2017、al-Mada Press, June 21, 2017、Naharnet, June 21, 2017、NNA, June 21, 2017、Reuters, June 21, 2017、SANA, June 21, 2017、UPI, June 21, 2017などをもとに作成。
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