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2014年2月26日のシリア情勢:レバノンの動き

ヒズブッラーは声明を出し、24日晩に行われたとされるイスラエル軍による空爆に関して、「抵抗運動はベカーア高原のジャンター地方近くへの空爆に報復するべく、適切な時期と場所を選ぶだろう…。この攻撃は抵抗運動の報復なしには済まされない」と発表し、空爆があったことを認めた。

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NNA(2月26日付)などによると、ベカーア県バアルベック郡マシュルーア・カーア地区で軍治安当局がシャームの民のヌスラ戦線の司令官の一人ニダール・スワイダーン氏を逮捕した。

スワイダーン氏は、ベイルート県コルニーシュ・マズラア地区にあるイスラーム系団体のタクワー協会の幹部で、シリア・レバノン国境地帯でのヌスラ戦線の活動を指揮していたという。

またMTV(2月26日付)によると、スワイダーン氏逮捕と合わせて、ベイルート県コルニーシュ・マズラア地区でタクワー協会の別の幹部アブー・ウマイル・ヒムスィー氏と、アブドゥッラー・アッザーム大隊のナーイム・アッバース氏にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)からの資金2万ドルを渡したとされるウマル・ジュワーイナ氏も逮捕された。

タクワー協会は、トリポリ市のサラフィー主義者イスラーム・シャッハール氏に近いアブド・アラウィーヤ氏が運営する団体。

AFP, February 26, 2014、AP, February 26, 2014、ARA News, February 26, 2014、Champress, February 26, 2014、al-Hayat, February 27, 2014、Iraqinews.com, February 26, 2014、Kull-na Shuraka’, February 26, 2014、MTV, February 26, 2014、Naharnet, February 26, 2014、NNA, February 26, 2014、Reuters, February 26, 2014、SANA, February 26, 2014、UPI, February 26, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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