ダマスカス郊外県、ダルアー県でシリア軍との戦闘を続けるイスラーム軍、南部戦線の代表は、アスタナ5会議への参加を拒否(2017年7月4日)

アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室と共闘する南部戦線(自由シリア軍)は声明を出し、4日に開幕したアスタナ5会議に代表を派遣しないことを正式に発表した。

その理由について、南部戦線は「シリア人の流血を止めるための真摯な決定を国際会議が下す能力を持たない」ためとしている。

Kull-na Shuraka’, July 4, 2017

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アスタナ・プロセスに参加する反体制武装集団の代表団長を務めるイスラーム軍のムハンマド・アッルーシュ氏はテレグラムを通じて声明を出し、4日に開幕したアスタナ5会議への参加を見合わせると発表した。

参加中止の理由に関して、アッルーシュ氏はシリア政府側が停戦に違反していると非難、「人民が自由を獲得するという目的の実現に資するような信頼に足る真剣さを我々が感じ取ったら、我々は再び交渉のテーブルに着く」と表明した。

AFP, July 4, 2017、AP, July 4, 2017、ARA News, July 4, 2017、Champress, July 4, 2017、al-Hayat, July 5, 2017、Kull-na Shuraka’, July 4, 2017、al-Mada Press, July 4, 2017、Naharnet, July 4, 2017、NNA, July 4, 2017、Reuters, July 4, 2017、SANA, July 4, 2017、UPI, July 4, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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