スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、「最悪のシナリオ…ソマリア化を回避した」としたうえで、「我々は8、9月、そして11月までに自らの仕事を終え、年末には、シリアに関してこれまでとは異なったイメージが生じることを希望している」と述べる一方、新憲法の起草(ないしは改正)を行うにあたっては、これまでの会合で排除されてきたクルド民族主義勢力の民主統一党を参加させる必要があると強調した。
スプートニク・ニュース(7月11日付)が伝えた。
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バッシャール・ジャアファリー国連シリア代表を団長とするシリア政府代表団は、ジュネーブ7会議2日目にあたる7月11日、スイスのジュネーブにある国連本部でスタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と会談した。
ジャアファリー国連シリア代表は会談後の記者会見で、デミストゥラ氏との間でテロとの戦いについての協議を開始したことを明らかにした。
SANA(7月11日付)が伝えた。
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『ハヤート』(7月12日付)によると、ジュネーブ7会議に参加している最高交渉委員会(「リヤド・プラットフォーム」)、「モスクワ・プラットフォーム」(民主統一党以外のモスクワ・リスト)、「カイロ・プラットフォーム」(カイロ宣言グループ)の三つの反体制派代表団が会合を開き、意見のすり合わせを行った。
この三つの反体制派代表団が会合を開くのはジュネーブ会議が始まってからこれで2回目。
「カイロ・プラットフォーム」の代表を務めるフィラース・ハーリディー氏は、デミストゥラ氏とのこれまでの折衝で、憲法起草の選挙にかかる提案などについて合意したことを明らかにした。
最高交渉委員会のナスル・ハリーリー代表は、「停戦は分離境界線を画定することではない…。いかなる合意や取り組みも、シリア分割ではなく、住民生活の安定をもたらすものであるべき」と述べる一方、政治移行については、ジュネーブ合意(2012年)、正義の実現を謳う国際社会の諸決定の枠組みを踏まえたかたちで、アサド政権を退陣させるべきだとの主張を繰り返した。
AFP, July 11, 2017、AP, July 11, 2017、ARA News, July 11, 2017、Champress, July 11, 2017、al-Hayat, July 12, 2017、Kull-na Shuraka’, July 11, 2017、al-Mada Press, July 11, 2017、Naharnet, July 11, 2017、NNA, July 11, 2017、Reuters, July 11, 2017、Sputnik News, July 11, 2017、SANA, July 11, 2017、UPI, July 11, 2017などをもとに作成。
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