シリア・アラブ人権機構のマンナーア会長「ダルアー市内複数カ所に「国民は体制打倒を望んでいる」という落書きをした多数の少年が逮捕」(2011年3月6日)

シリア・アラブ人権機構のハイサム・マンナーア会長はジャズィーラ(3月6日付)に対して、ダルアー市内の複数カ所に「国民は体制打倒を望んでいる」という落書きをした多数の少年(15歳以下)が逮捕されたことを明らかにした。

ジャズィーラ(3月6日付)によると、逮捕されたのはアバーズィード家の少年少なくとも4人。

家族は、落書きがメディアの影響を受けてなされた個人的な動機で、いかなる政治勢力もその背後にはいないと述べているという。

また治安当局は、本件に関与しているとされ身柄拘束していた女医のアーイシャ・アバーズィード氏を釈放した。

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シリア人ブロガーのカリーム・アラブジー氏が訪問先のベイルートで死亡した。

死因は不明。

アラブジー氏は2007年6月にウェブ上で(反体制)フォーラムを運営し、「虚偽の情報を発信」した容疑で軍事情報局に逮捕され、2009年9月13日、国家最高治安裁判所で禁固3年の判決を受けていた。

Akhbar al-Sharq, March 6, 2011、Kull-na Shurakā’, March 6, 2011をもとに作成。

(C)青山弘之All rights reserved.

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