クッルナー・シュラカー(7月28日付)などによると、ダマスカス県ファイハー競技場で行われたワフダ・クラブ(ダマスカス県)とジャブラ・クラブ(ラタキア県ジャブラ市)のサッカーの試合で、試合を観戦していた軍服を着たジャブラ市出身のファンが、ジャブラ・クラブに対する野次に憤慨し、ワフダ・クラブのファンが観戦する観客席に乱入し挑発、その後、ジャブラ・クラブの旗を羽織ってワフダ・クラブの選手らが控えるベンチに向かい、ワフダ・クラブのファンの一人ともみ合いになった。
ワフダ・クラブの選手の一人でシリア代表チームのメンバーでもあるジャラー・ラーフィア選手が仲裁に入ろうとするなか、観客席から両チームのファン数十人がグランドに乱入、最終的には警察の機動隊が介入し、事態を収拾、グランドに乱入していたファンは観客席に戻され、支配は再開された。
乱闘騒ぎの発端となったジャブラ市出身の軍服姿の男性は、ラーフィア選手や機動隊員になだめられ、一般の観客から引き離され、政府高官などが観戦するVIP席に着席され、試合を観戦したという。
支配結果は1対1の引き分けだった。
AFP, July 28, 2017、AP, July 28, 2017、ARA News, July 28, 2017、Champress, July 28, 2017、al-Hayat, July 29, 2017、Kull-na Shuraka’, July 28, 2017、al-Mada Press, July 28, 2017、Naharnet, July 28, 2017、NNA, July 28, 2017、Reuters, July 28, 2017、SANA, July 28, 2017、UPI, July 28, 2017などをもとに作成。
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ロシア当事者和解調整センターの…