ジュネーブ会議に反体制派の代表団を派遣しているいわゆる「モスクワ・プラットフォーム」(モスクワ・リスト)と「カイロ・プラットフォーム」(カイロ宣言グループ)は、8月15日に「リヤド・プラットフォーム」(最高交渉委員会)がサウジアラビアの首都リヤドで開催を呼びかけている反体制派調整会合への不参加を表明した。
RT(8月7日付)などの複数のメディア・サイトが公開した「カイロ・プラットフォーム」のメッセージのなかで、「カイロ・プラットフォーム」は最高交渉委員会に対して、政治移行プロセスは、ジュネーブ会議において示されている議題のパッケージとともに、ジュネーブにおいて、国連の和平協議の枠組みのなかで審議されるべきだと主張した。
ジュネーブ会議における議題のパッケージとは、①ガヴァナンス、②憲法、③選挙、④テロとの戦い。
一方、「モスクワ・プラットフォーム」の代表を務めるカドリー・ジャミール前副首相も、調整会合を「前向きなこと」としつつ、最高交渉委員会の本拠地であるリヤドではなく、ジュネーブで会合を開くことが「政治的によりふさわしい」として、参加を見送る意思を示した。
『ハヤート』(8月8日付)が伝えた。
AFP, August 7, 2017、AP, August 7, 2017、ARA News, August 7, 2017、Champress, August 7, 2017、al-Hayat, August 8, 2017、Kull-na Shuraka’, August 7, 2017、al-Mada Press, August 7, 2017、Naharnet, August 7, 2017、NNA, August 7, 2017、Reuters, August 7, 2017、SANA, August 7, 2017、UPI, August 7, 2017などをもとに作成。
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