ダマスカス県南部・ダマスカス郊外県ヤルダー市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と自由シリア軍が事実上の停戦(2017年8月10日)

ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(8月10日付)によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプの一部を掌握するダーイシュ(イスラーム国)とヤルダー市一帯で活動を続ける反体制武装集団(ヤルダー・ムジャーヒディーン連合(自由シリア軍)が、両地を結ぶウルーバ検問所を中立化することで合意した。

これによる、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメット)の緊急車両などの同検問所の自由が保障されるという。

一方、ダーイシュはダマスカス県南部のタダームン区にある「アブー・ジョルジュ」(イドリブ県出身の活動家)率いる部隊(自由シリア軍)の拠点を襲撃し、司令官を逮捕、武器を押収した。

AFP, August 10, 2017、AP, August 10, 2017、ARA News, August 10, 2017、Champress, August 10, 2017、al-Hayat, August 11, 2017、Kull-na Shuraka’, August 10, 2017、al-Mada Press, August 10, 2017、Naharnet, August 10, 2017、NNA, August 10, 2017、Reuters, August 10, 2017、SANA, August 10, 2017、UPI, August 10, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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