アル=カーイダ系のシャーム解放機構に近いイバー通信は、ロシア・シリア両軍がイドリブ県南部の病院を爆撃したと発表、ホワイト・ヘルメットが消火作業にあたる写真などを公開(2017年9月19日)

イドリブ県では、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構に近いイバー通信(9月19日付)が、ロシア・シリア両軍が県南部のタフ町にある産婦人科病院(ラフマ病院)を爆撃し、女性看護師3人が死亡、院長ら多数が負傷したと主張、その写真を公開した。

写真には消火作業にあたるホワイト・ヘルメット隊員の姿が写っている。

なお、クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、シリア軍はこのほかにイドリブ県のジャバル・シャブシャブー村、タルマラー村に対しても爆撃を行ったという。

Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, September 19, 2017

Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, September 19, 2017

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ダマスカス県・ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(9月19日付)によると、シリア軍がラフマーン軍団の支配下にあるアイン・タルマー村およびジャウバル区一帯を砲撃した。

AFP, September 19, 2017、ANHA, September 19, 2017、AP, September 19, 2017、ARA News, September 19, 2017、Champress, September 19, 2017、al-Hayat, September 20, 2017、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, September 19, 2017、Kull-na Shuraka’, September 19, 2017、al-Mada Press, September 19, 2017、Naharnet, September 19, 2017、NNA, September 19, 2017、Reuters, September 19, 2017、SANA, September 19, 2017、UPI, September 19, 2017などをもとに作成。

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