カーミシュリー市(ハサカ県)でロジャヴァとシリア政府の治安当局による逮捕合戦が激化、シリア政府側はロジャヴァの「環境大臣」を逮捕(2017年9月20日)

ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(9月20日付)が、カーミシュリー市内で西クルディスタン移行期民政局のアサーイシュと国防隊がそれぞれの検問所で逮捕合戦を激化させていると伝えた。

17日にアサーイシュが国防隊のメンバー1人に暴行を加えて負傷させたことがきっかけ。

これに対して、シリア軍が西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)のルクマーン・イフミー環境委員長(環境大臣に相当)(クルディスタン緑の党書記長)を拘束すると、アサーイシュも空軍情報部の要員多数を逮捕して対抗したという。

カーミシュリー市内の匿名消息筋によると、イフミー環境委員長は、イランに批判的な発言を行っており、これが逮捕のきっかけとなったという。

AFP, September 20, 2017、ANHA, September 20, 2017、AP, September 20, 2017、ARA News, September 20, 2017、Champress, September 20, 2017、al-Hayat, September 21, 2017、Kull-na Shuraka’, September 20, 2017、al-Mada Press, September 20, 2017、Naharnet, September 20, 2017、NNA, September 20, 2017、Reuters, September 20, 2017、SANA, September 20, 2017、UPI, September 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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