ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、ダイル・ザウル県でのダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」の戦況に関して、ダイル・ザウル軍事評議会主導のシリア民主軍(西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体)が米特殊部隊とともに、ダイル・ザウル市北東部のユーフラテス川東岸に複数の陣地を設置、シリア軍に対し、これまでに2度にわたって、迫撃砲、ロケット弾による攻撃を加えてきたと非難した。
コナシェンコフ報道官は「シリア軍はこれまで2度にわたり、シリア民主軍とロシア特殊部隊が展開するユーフラテス川東岸の複数拠点から発射された迫撃砲による集中砲火に曝された」としたうえで、「砲火に曝された地域には、シリア軍とともにロシア軍特殊部隊が現在展開している」と付言、米国に対してシリア民主軍の攻撃を停止させるよう警告した。
コナシェンコフ報道官はまた、ダーイシュとシリア民主軍との間にいかなる交戦も確認されておらず、ダーイシュが撤退した地域を支配下に置いているだけだと指摘、両者の関係に疑義を呈した。
その一方、ロシア軍の支援を受けるシリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)が支配していた地域の85%を解放したと発表し、戦果を誇示した。
『ハヤート』(9月22日付)、SANA(9月21日付)などが伝えた。
AFP, September 21, 2017、ANHA, September 21, 2017、AP, September 21, 2017、ARA News, September 21, 2017、Champress, September 21, 2017、al-Hayat, September 22, 2017、Kull-na Shuraka’, September 21, 2017、al-Mada Press, September 21, 2017、Naharnet, September 21, 2017、NNA, September 21, 2017、Reuters, September 21, 2017、SANA, September 21, 2017、UPI, September 21, 2017などをもとに作成。
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