ロシア国防省のイゴール・コナシェンコフ報道官は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が主導する反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に対するロシア軍の空爆で、同委員会の最高指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が重傷を負ったと発表した。
空爆には、Su-34戦闘機、Su-35戦闘機が参加し、シャーム解放機構の司令官らが会合を開いていた施設を標的とし、司令官12人を含むメンバー62人が死亡、10人以上が負傷、そのなかにジャウラーニー氏もおり、同氏は片腕を失う大けがを負ったという。
ロシア軍は3日、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党が拠点化しているアブー・ズフール航空基地一帯などに対して空爆を実施している。
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シャーム解放機構はテレグラム(10月4日付)を通じて、最高指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏が重傷を負ったとのロシア国防省の発表を否定し、同氏は「健康で与えられた任務を完全に遂行している」と発表した。
AFP, October 3, 2017、ANHA, October 3, 2017、AP, October 3, 2017、ARA News, October 3, 2017、Champress, October 3, 2017、al-Hayat, October 4, 2017、Kull-na Shuraka’, October 3, 2017、al-Mada Press, October 3, 2017、Naharnet, October 3, 2017、NNA, October 3, 2017、Reuters, October 3, 2017、SANA, October 3, 2017、UPI, October 3, 2017などをもとに作成。
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ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…