ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は首都モスクワで開かれた戦略対話フォーラムに出席、そのなかでダーイシュ(イスラーム国)とアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構の敗北は近いと述べるとともに、すべてのシリア人が参加するかたちで和平大会を開催し、ダーイシュ放逐後の国の将来について協議するよう提案した。
プーチン大統領はまた、「一部のパートナー」が「テロとの戦いに実質的に貢献するのではなく、中東を持続的な混乱に陥らせようとしている」と述べ、欧米諸国を暗に批判した。
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一方、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表はスイスを訪問中のロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と会談し、シリア情勢への対応について意見を交わした。
会談で、デミストゥラ氏は、ロシア、トルコ、イランを保証国とするシリア国内での緊張緩和地帯設置の動きと、国連主催によるシリア政府と反体制派の和平協議(ジュネーブ・迂路セス)を結びつけるよう呼びかけた。
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カザフスタン外務省は、10月30~31日に首都アスタナで、ロシア、トルコ、イランを保証国とするシリア政府と反体制武装集団の停戦協議(アスタナ7会議)を開催すると発表した。
『ハヤート』(10月20日付)
AFP, October 19, 2017、ANHA, October 19, 2017、AP, October 19, 2017、ARA News, October 19, 2017、Champress, October 19, 2017、al-Hayat, October 20, 2017、Kull-na Shuraka’, October 19, 2017、al-Mada Press, October 19, 2017、Naharnet, October 19, 2017、NNA, October 19, 2017、Reuters, October 19, 2017、SANA, October 19, 2017、UPI, October 19, 2017などをもとに作成。
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