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ダマスカス県内各地区およびダマスカス郊外県各地で3月に抗議行動が始まって以来「最大」(複数の目撃者)規模とされる反体制デモが発生した。デモでは「運命の夜」の礼拝後にダマスカス県カフルスーサ区にあるリファーイー・モスクを警官隊とシャッビーハの民兵数百人が包囲・襲撃し、2人を殺害、複数を負傷させたことに抗議するかたちで拡大した。
シリア革命調整連合によると、リファーイー・モスク内で夜明け前の礼拝を終えた住民がモスクから街頭に出て反体制デモを行おうとしたところ、警官隊とシャッビーハの弾圧に直面し、モスクに立てこもり抗議行動を続けた。
だがモスク内に警官隊・シャッビーハが突入し、座り込みを行う市民を殴打、2人が殺害され、13人が負傷した。
リファーイー・モスクでのデモと弾圧を受け、ダマスカス県内のほとんどの地区で17日早朝、大規模な抗議デモが発生。とりわけサーリヒーヤ地区、マイダーン地区、バルザ区、マーリキー地区、ザーヒラ地区、ムジュタヒド地区、ルクン・ディーン区で抗議行動は激しかった。
またダマスカス郊外県ハジャル・アスワド市、アルバイン市、ザマルカー町、ドゥーマー市、カフルバトナー町、ザバダーニー市、マダーヤー町といった都市でもデモが行われ、ハジャル・アスワド市では「国民は大統領の処刑を望む」と連呼。シリア革命調整連合によると、治安部隊による弾圧にさらされた。
一方、ダマスカス県カダム区、ヒムス市(アスマー・アフラスの家族の出身地)、ヒムス県タドムル市、ハマー県、ハサカ県各都市でもデモが発生した。しかしSANAはヒムス市で武装テロ集団が警官に発砲、1人が殺害されたと報じた。
またシリア人権監視団によると、イドリブ県のカフルルーマー村で犠牲者の葬儀に対して治安部隊が発砲し、10人が負傷。
このほか、ラタキア県のクサイル市、ラタキア市でもデモが発生し、2人が軍・治安部隊に殺害され、ダイル・ザウル市でもデモが発生した。
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ブルハーン・ガルユーン氏がアラブ連盟に書簡を送り、「シリア国民の要求への明確な指示、暴力停止、治安部隊の都市からの撤退、逮捕者釈放、あらゆる拷問の非難」の姿勢を示すよう求めた。
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シリア国民イニシアチブが声明を出し、「現地の状況を監視し、人権侵害を調査するためのアラブ常駐監視団の派遣」を求めた。
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アンタルヤのシリア変革大会は声明を出しアラブ連盟に対して、シリア国民の要求を支持するよう呼びかける。
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パリで行われた反体制デモに女性一人を含むシリア人の若者9人が暴行を加える。
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FIDHは「バッシャール・アサド:人道に対する犯罪人」と題されたアラビア語の報告書を発表。同報告書はシリアの人権団体7団体が作成したもので、3月15日から7月15日にかけての反体制デモ弾圧の詳細を記述、アサド政権が人道に対する罪を犯している可能性が高いことを認めている。
アドナーン・マフムード情報大臣は外国の記者団と会見し、一部の衛星テレビ局などがダマスカス中心部の複数の広場でデモを行うよう扇動していると非難。
内務省は、SNSを通じて反体制活動家が呼びかける「運命の夜」(26~27日)の礼拝後のデモに参加しないよう国民に求めた。
アラブ連盟和平フォローアップ委員会が今日夜緊急会合を開催。シリアへの弾圧停止、すべての当事者間の対話、改革の実施を求めることが目的。しかし、複数の消息筋によると、アサド政権下のシリアのメンバーシップを凍結する「リビア・シナリオ」に関して、「こうした提案は受け入れられないだろう」と否定。
イランのアリー・アクバル・サーレヒー外務大臣はダマスカスにデモ参加者の「合法的」要求に応えるよう呼びかけるとともに、アサド政権打倒については「政治的真空をもたらす」と警鐘を鳴らした。
AFP, August 27, 2011、Akhbar al-Sharq, August 28, 2011、al-Hayati, August 28, 2011、Kull-na Shuraka’, August 27, 2011、Reuters, August 27, 2011、SANA, August 28, 2011などをもとに作成。
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