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ロシアのザハロワ外務省報道官「客観的な調査を行えない国連OPCW合同査察機構を再生しようとしても無駄」(2017年11月23日)

ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は会見で、シリアでの化学兵器使用に関する調査を行う国連および化学兵器禁止機関(OPCW)の合同査察機構(Joint Investigation Mechanism、JIM)の任期が2017年11月18日に終了したことに関して、「2年以上にわたって活動を続けたにもかかわらず、プロフェッショナルで客観的な調査を行うのに必要な専門的な能力や技術的ツールを作り出すことができなかったメカニズムを再生しようとしても無駄だ」と述べた。

ザハロワ報道官はそのうえで「現時点で議論し得るのは、化学兵器禁止条約やOPCWの文書が定める原則や措置を検証することで、まったく新しい機関を設置することだけだ」と付言した。

『ハヤート』(11月24日付)などが伝えた。

AFP, November 23, 2017、ANHA, November 23, 2017、AP, November 23, 2017、ARA News, November 23, 2017、Champress, November 23, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2017、al-Hayat, November 24, 2017、al-Mada Press, November 23, 2017、Naharnet, November 23, 2017、NNA, November 23, 2017、Reuters, November 23, 2017、SANA, November 23, 2017、UPI, November 23, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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