アル=カーイダ系のシャーム解放機構、トルコマン・イスラーム党が活動を続けるイドリブ県南部、ハマー県北東部に対して激しい爆撃・砲撃(2017年11月24日)

『ハヤート』(11月25日付)によると、イドリブ県南部のマアッラト・ヌウマーン市近郊のカフルナブル市、ハーン・シャイフ市一帯、ハマー県北東部のアブー・ダーリー村、ラフジャーン村、ムスタリーハ村などで、反体制武装集団の支配地域に対して激しい爆撃が行われた。

爆撃がロシア軍、シリア軍のいずれによって行われたかは、『ハヤート』では言及されていないが、ハマー県北東部でシリア軍との戦闘を続けるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党と共闘する武装集団の拠点が標的となったという。

カフルナブル市に対する爆撃は、シャーム病院周辺にも及び、ハマー県北東部ではシリア軍がシャーム解放機構などからなる武装集団に対して砲撃も行われたという。

一方、イドリブ県のカフルルーマー村とマアッラト・ヌウマーン市を結ぶ街道で、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団のメンバーが乗ったオートバイが爆弾の爆発に巻き込まれ、乗っていたメンバーが負傷した。

AFP, November 24, 2017、ANHA, November 24, 2017、AP, November 24, 2017、ARA News, November 24, 2017、Champress, November 24, 2017、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2017、al-Hayat, November 25, 2017、al-Mada Press, November 24, 2017、Naharnet, November 24, 2017、NNA, November 24, 2017、Reuters, November 24, 2017、SANA, November 24, 2017、UPI, November 24, 2017などをもとに作成。

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