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ロシアは、米国がダーイシュの戦闘員をハサカ県の難民キャンプ近くで教練し、「新シリア軍」の名で新たな武装集団を結成しようとしていると指摘(2017年12月16日)

ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターは声明を出し、米国主導の有志連合が、シリア国内で活動を続けるテロリストを支援し、米軍特殊部隊の教官の監督のもとで「新シリア軍」の名で新たな反体制武装集団を結成しようとしていると発表した。

地元住民からの情報によると、米軍特殊部隊は、半年ほど前に、ハサカ県内の避難民キャンプ近くに教練キャンプを設営し、戦闘員の教練を行っており、米軍は教練を受けた彼らを、シリア南部でのダーイシュ(イスラーム国)との戦いに投入していると説明しているという。

しかし、複数の目撃者によると、現在この基地には750人の戦闘員がおり、そのうち400人が、10月にラッカ市から退去したダーイシュの戦闘員だという。

スプートニク・ニュース(12月16日付)が伝えた。

AFP, December 16, 2017、ANHA, December 16, 2017、AP, December 16, 2017、ARA News, December 16, 2017、Champress, December 16, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 16, 2017、al-Hayat, December 17, 2017、al-Mada Press, December 16, 2017、Naharnet, December 16, 2017、NNA, December 16, 2017、Reuters, December 16, 2017、SANA, December 16, 2017、Sputnik News, December 16, 2017、UPI, December 16, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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