ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は、『コムソモルスカヤ・プラウダ』(12月27日付)に対し、シリア駐留ロシア軍の2018年の主な任務に関して、「ヌスラ戦線(現シャーム解放機構の戦闘員およびこれに類する過激派戦闘員を緊張緩和地帯で殲滅すること」にあると述べた。
ゲラシモフ参謀総長は反体制武装集団の一部が「停戦規定を指示している」としつつ、「ヌスラ戦線はこれを断固拒否している。つまり、この組織を殲滅しなければならない」と述べた。
また、ヌスラ戦線殲滅に次ぐ「第2の任務は、この問題を軍事的に解決することから、政治プロセスへと移行すること」と述べた。
一方、米主導の有志連合が不法に占拠を続けるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域に関して、「シリア軍によってタンフ地域の包囲が完了した。何よりも重要なのは、何ヶ月もこの地域から戦闘員が退去するするプロセスを監視しているということだ」と述べた。
ゲラシモフ参謀総長によると、約350人の戦闘員が最近になって同地から退去したという。
他方、ダイル・ザウル県東部のユーフラテス川左岸(東岸)地域に関しては「ロシアの航空機と有志連合の航空機が互いに警告し合うことを条件に飛行できる地域がある」としつつ、12月13日の米軍機のロシア軍機に対する実弾警告射撃が、これに反して行われた「危険な遊び」だと非難した。
AFP, December 27, 2017、ANHA, December 27, 2017、AP, December 27, 2017、ARA News, December 27, 2017、Champress, December 27, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 27, 2017、al-Hayat, December 28, 2017、Komsomolskaya Pravda, December 27, 2017、al-Mada Press, December 27, 2017、Naharnet, December 27, 2017、NNA, December 27, 2017、Reuters, December 27, 2017、SANA, December 27, 2017、UPI, December 27, 2017などをもとに作成。
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