ダマスカス郊外県東グータ地方で重篤患者のシリア政府支配地機への搬送完了(2017年12月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(12月29日付)によると、前日に引き続き、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の合同チームが、東グータ地方のワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに使節団を派遣し、反体制武装集団によって拉致されていた女性や子供らの救出を行い、85人をダマスカス県内の複数の病院に搬送する作業を完了した。

反体制武装集団側が拘束していた人質の解放は、シリア政府による逮捕者釈放、反体制武装集団支配地域からの重篤患者の搬出などにかかるシリア政府とイスラーム軍による合意の一環。

『ハヤート』(12月30日付)によると、28日夜から29日にかけて搬出されたのは重篤患者13人(うち子供6人、女性4人)。

AFP, December 29, 2017、ANHA, December 29, 2017、AP, December 29, 2017、ARA News, December 29, 2017、Champress, December 29, 2017、al-Durar al-Shamiya, December 29, 2017、al-Hayat, December 29, 2017、al-Mada Press, December 29, 2017、Naharnet, December 29, 2017、NNA, December 29, 2017、Reuters, December 29, 2017、SANA, December 29, 2017、UPI, December 29, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts