アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月14日付)によると、マンビジュ市で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の諜報機関によるブー・バンナー部族の青年2人の拷問死に抗議するためゼネストが実施され、病院、薬局以外の機関・商店が休業した。
デモは、人民防衛隊に2人の遺体の引き渡し、同地で逮捕や殺害を繰り返す諜報機関の解体、マンビジュ市および同市一帯の地元の立法評議会および執行評議会の改編などを求める「部族のストライキ」と銘打った抗議運動を地元のアラブ系部族長・名士が呼びかけたことを受けたもの。
これに対して、複数の消息筋によると、シリア民主軍の部隊が市内に展開し、厳戒態勢を敷き、治安維持にあたったという。
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一方、ANHA(1月14日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の治安当局によるブー・バンナー部族の青年2人の拷問死に抗議するデモに対抗するデモが組織され、多数の部族長らが参加、外国の干渉や内乱への拒否の姿勢を示した。
でも参加者は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会の旗などを掲げ、マンビジュ市の統合を訴えたという。
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一方、トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』(1月14日付)は、マンビジュ市で西クルディスタン移行期民政局の支配に対する抗議行動が激化したのを受け、同地に進駐していた米軍部隊がティシュリーン・ダム方面への撤収を余儀なくされたと伝えた。
AFP, January 14, 2018、ANHA, January 14, 2018、AP, January 14, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 14, 2018、al-Hayat, January 15, 2018、Reuters, January 14, 2018、SANA, January 14, 2018、UPI, January 14, 2018、Yeni Safak, January 14, 2018などをもとに作成。
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