シリア外務在外居住者省「米国による国境治安部隊創設は主権侵害、国際法違反」(2018年1月15日)

シリアの外務在外居住者省高官は、米主導の有志連合が西クルディスタン移行期民政局支配地域で「国境治安部隊」を創設していることを「厳しく非難」、「シリアの主権、統一、領土保全へのあからさまな侵害で、国際法への明らかな違反」にあたると表明した。

また「この措置は、(中東)地域における米国の破壊政策の一環をなし、同地域の国家を解体し、緊張を高め、いかなる危機解決も妨げようとするものである」としたうえで、「シリアは国際社会に対し、米国のこの措置を非難し、その傲慢な手法と覇権主義的発想を抑止するよう呼びかける」と締めくくった。

SANA(1月15日付)が伝えた。

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ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、米主導の有志連合が西クルディスタン移行期民政局支配地域で「国境治安部隊」を創設していることに関して、マヤーディーン・チャンネル(1月15日付)に対して、「シリアを分割し、危機を長期化しようとする試み」と批判するとともに、「それは、シリア・アラブ軍およびその同盟者たちのテロへの勝利のなかで成功を記録することのない無駄な試み」と断じた。

SANA, January 15, 2017

AFP, January 15, 2018、ANHA, January 15, 2018、AP, January 15, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 15, 2018、al-Hayat, January 16, 2018、Qanat al-Mayadin, January 15, 2018、Reuters, January 15, 2018、SANA, January 15, 2018、UPI, January 15, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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