ロジャヴァ支配地域各地でトルコ軍の砲撃に反対する大規模デモ、反体制系サイトはロジャヴァがトルコ軍の攻撃に対して民間人を「人間の盾」として利用しようとしていると批判的に報道(2018年1月18日)

ANHA(1月18日付)によると、アフリーン市でトルコ軍による同地および周辺地域へのトルコ軍の砲撃に抗議するデモが行われ、雨天にもかかわらず、住民数万人が参加した。

デモは、西クルディスタン移行期民政局が呼びかけたもの。

アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市でも、アフリーン市および同地一帯の住民との連帯を訴えるデモが行われ数千人が参加した。

デモは、西クルディスタン移行期民政局を主導する民主統一党(PYD)の支持母体である民主連合運動(TEV-DEM)などが呼びかけて行われた。

ANHA, January 18, 2018

同様のデモは、北シリア民主連邦ユーフラテス地域タッル・アブヤド(ギレ・スピ)地区議会が、ラッカ県タッル・アブヤド市で同様のデモを呼びかけ、トルコ軍による砲撃やトルコ当局によるアブドゥッラ・オジャラン氏拘置に抗議した。

ANHA, January 18, 2018

ハサカ県マアバダ(カルキールキー)町、ジュワーディーヤ(ジール・アーガー)村でも同様のデモが行われ、住民数千人が参加した。

ANHA, January 18, 2018

**

反体制系サイトのドゥラル・シャーミーヤ(1月18日付)は、西クルディスタン移行期民政局当局が、アレッポ県アフリーン市一帯に対するトルコ軍の進攻を前に、住民に避難を禁じ、民間人を「人間の盾」として利用していると伝えた。

ANHA, January 18, 2018

AFP, January 18, 2018、ANHA, January 18, 2018、AP, January 18, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 18, 2018、al-Hayat, January 19, 2018、Reuters, January 18, 2018、SANA, January 18, 2018、UPI, January 18, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts