アレッポ県では、ANHA(1月26日付)によると、トルコ軍はジャンディールス市一帯(ハマーム村、バーフルーラ村、東アーシュカー村など)に対して爆撃・砲撃を行った。
ANHAは、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラージュー町一帯に侵攻中のトルコ軍部隊と交戦し、戦車1輌を破壊したと伝え、その写真を掲載した
また、SANA(1月26日付)によると、トルコ軍がアフリーン市一帯に対する砲撃を続け、マアバトリー村などが被弾し、一家7人が死亡した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア領内に侵攻したトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団が、カスタル・ジャンドゥー村一帯、バルサーヤー山一帯で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。
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トルコ軍は声明を出し、アレッポ県アフリーン市一帯で20日に開始された「オリーブの枝」作戦での、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の戦闘員343人を殺害したとの戦果を発表した。
ドゥラル・シャーミーヤ(1月26日付)が伝えた。
また、トルコのアフメット・デミルジャン保健大臣は、トルコ軍が「オリーブの枝」作戦を開始した20日以降、トルコ軍兵士3人が死亡、これに対して西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員11人が死亡したと発表した。
ただし、シリア人権監視団によると、トルコ軍兵士7人が行方不明となっているという。
西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、トルコ軍が「オリーブの枝」作戦を開始した1月20日以降、43人の戦闘員(うち女性防衛隊メンバー3人)が戦死、またトルコ軍の爆撃で民間人59人が死亡、134人が負傷したと発表した。
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ドゥラル・シャーミーヤ(1月26日付)は、複数の地元消息筋の話として、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦いのためにダイル・ザウル県やハサカ県に展開してきた部隊を、トルコ軍と戦うために、アレッポ県アフリーン市方面に再展開させる用意をしている」と伝えた。
AFP, January 26, 2018、ANHA, January 26, 2018、AP, January 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2018、al-Hayat, January 27, 2018、Reuters, January 26, 2018、SANA, January 26, 2018、UPI, January 26, 2018などをもとに作成。
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