ラタキア県フマイミーム軍事飛行場のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターは声明を出し、シリア軍部隊が、米国が主導する有志連合が違法に占拠するタンフ国境通行所一帯で、反体制武装集団を殲滅、「新シリア軍」の旗などを発見したと発表した。
当事者和解調整センターによると、シリア軍部隊が殲滅した武装集団は、タンフ国境通行所に設置された基地で、米軍の監督のもとに軍事教練を受けていたという。
また、これまでにも同様の武装集団が、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ダイル・ザウル県で「破壊行為」を行うために、シリア政府支配地域に度々侵入、イドリブ県でのシャーム解放機構などからなる反体制武装集団に対する掃討戦に注力していたシリア軍は同地への増援を余儀なくされてきたという。
当事者和解調整センターはそのうえで、こうした国威がシリアでの和平プロセスを頓挫させようとしていることを示す」と非難した。
スプートニク・ニュース(1月26日付)が伝えた。
AFP, January 26, 2018、Anadolu Ajansı, January 26, 2018、ANHA, January 26, 2018、AP, January 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 26, 2018、al-Hayat, January 27, 2018、Reuters, January 26, 2018、SANA, January 26, 2018、Sputnik News, January 26, 2018、UPI, January 26, 2018などをもとに作成。
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