シャーム解放機構のジャウラーニー指導者「1つの村が失われただとか、奪還されただとかいうことに我々は関心はない…。目標はこんなことよりも大きい…。イスラーム教徒の問題に関心を持つことは義務だ」(2018年1月27日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者は、アジュナード広報局を通じてビデオ映像(https://youtu.be/BS2QYS28WQg)を配信した。

シリア国内の戦線と思われる場所で複数の司令官や戦闘員とともに映像に登場したジャウラーニー指導者は、次のように述べた。

「兄弟たちよ、私が(シリアに)やって来た時、ライフルを60丁しかもっていないかった。うち7丁をアレッポに、5丁をダマスカスに、7丁をダルアーに、5丁をハマーに送った。これが、私がもっていたすべてだった。私に忠誠を誓ってやって来てくれた者に対して、私は「我々は何も持っていない」と述べた…。我々は今日、戦車、装甲車、特殊部隊、そして多くの装備をもって戦いに出ている…。これは思想、信仰、教義に基づく戦争だ。我々はスンナの民を守るために全力で用いねばねらず…、アッラーが我々を勝利させるという希望を失ってはならない…。イスラーム教徒の問題、スンナの民の問題に関心を持つことは義務であり、1つの村が失われただとか、奪還されただとかいうことに我々は関心はない。目標はこんなことよりも数段大きなものだ」などと述べた。

al-Durar al-Shamiya, January 27, 2018

AFP, January 27, 2018、ANHA, January 27, 2018、AP, January 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 27, 2018、al-Hayat, January 28, 2018、Reuters, January 27, 2018、SANA, January 27, 2018、UPI, January 27, 2018などをもとに作成。

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