アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(1月29日付)によると、「オリーブの枝」作戦を遂行するトルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団(自由シリア軍)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘を続け、ラージュー町南部の第915丘、ウーシャーギー村を制圧した。
トルコ軍はまた、アフリーン市一帯のシリア民主軍拠点に対して、戦闘機・ヘリコプターによる爆撃、砲撃を継続した。
一方、アレッポ県では、SANA(1月29日付)によると、トルコ軍がジャンダリース市、ハマーム村、4月17日ダム一帯、アフリーン市近郊のカバリー村などに対して越境爆撃と砲撃を続け、同地のインフラが破壊され、住民18人が死亡、11人が負傷した。
シリア人権監視団によると、トルコ軍の爆撃・砲撃により、新たに民間人14人が死亡、民間人の犠牲者総数は55人になったという。
また、ANHA(1月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ジャンディールス市近郊のハマーム村一帯に侵攻したトルコ軍および反体制武装集団と交戦した。
さらに、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、ブルブル町近郊でトルコ軍の無人航空機を撃墜したと発表した。
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ANHA(1月29日付)によると、アレッポ市の青年男女30人からなるアレッポ青年大隊が、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区での総動員発令に応えるかたちでアレッポ県アフリーン市一帯での戦闘に参加すると発表した。
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ANHA(1月29日付)は、トルコ軍が「オリーブの枝」作戦の開始を宣言した1月20日から28日にかけてのアレッポ県アフリーン市一帯に対するトルコ軍の攻撃の実態を明らかにした。
それによると、トルコ軍はこの8日間で戦闘機72機を投入し、アフリーン市一帯で100回以上の爆撃を実施するとともに、断続的に砲撃を行い、民間人50人が死亡、137人が負傷、そのほとんどが女性と子供だという。
AFP, January 29, 2018、ANHA, January 29, 2018、AP, January 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 29, 2018、al-Hayat, January 30, 2018、Reuters, January 29, 2018、SANA, January 29, 2018、UPI, January 29, 2018などをもとに作成。
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