トルコ軍はロジャヴァ支配下のアレッポ県アフリーン市一帯への侵攻を続ける(2018年1月30日)

アレッポ県では、ANHA(1月30日付)によると、トルコ軍がムーバーター村近郊のハリール村、ラージュー町近郊のガッル丘、ウームラー丘、シャーディヤ村一帯、ブルブル町近郊のトゥーバール村、ハルーラカー村、シャイフールザ村、シャッラー村近郊のバールフーン丘、ディークマダーシュ村など、シーラーワー町近郊、サムアーン山近郊、ジャンディールル市、ハマーム村を爆撃・砲撃、これと合わせて反体制武装集団とともに同地に侵攻、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と交戦した。

また、SANA(1月30日付)によると、トルコ軍は、アフリーン市西のサンナーラ村を攻撃し、男性1人が死亡した。

トルコ軍はさらに、ブルブル町、ガッル山(ガッル丘)を攻撃し、民間人多数が負傷した。

ANHA, January 30, 2018

**

一方、トルコ軍参謀本部は、「オリーブの枝」作戦の開始を宣言した20日以降、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の戦闘員649人を殺害したと発表した。

AFP, January 30, 2018、ANHA, January 30, 2018、AP, January 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, January 30, 2018、al-Hayat, January 31, 2018、Reuters, January 30, 2018、SANA, January 30, 2018、UPI, January 30, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts