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ヒムス県、ハマー県、イドリブ県、ダイル・ザウル県、ダルアー県、ダマスカス郊外県、ハサカ県の各地で金曜日のモスクでの礼拝後に散発的な反体制デモが発生、「数万人」(『ハヤート』10月22日付)が参加、「バッシャールの番だ」、「カッザーフィーはバッシャールを待っている」など、ムアンマル・カッザーフィー大佐の死に触発されるようなシュプレヒコール、プラガードが掲げられた。
デモは、政権と反体制勢力の対話を求めたアラブ連盟外相会議の決議への不満やカッザーフィー大佐の死への共鳴を背景として、「過去1ヵ月強のなかでもっとも大規模」(『ハヤート』10月22日付)だった。
活動家の一人は「リビア国民はネズミ大佐を町から町へ、街道から街道へ、小道から小道へ追い詰め、ついに下水処理所で彼を発見した…。おまえの番が来た、ドクトール…。カッザーフィーが逃げたように逃げられると思っているのか。国民は家から家へ、ザンガ・ザンガ(リビア方言で「小道から小道へ)へ、シリア方言で言うなら「ザワーリブ・ザワーリブ」(小道から小道へ)へとおまえを追い立てる」と述べた。
なおフェイスブックの「シリア革命2011」では「アラブの猶予がもたらした殉教者たち」の金曜日と銘打って、アラブ連盟外相会議の姿勢に抗議するデモが呼びかけられていた。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、デモ参加者への治安部隊の発砲により、ヒムス市のバーブ・スィバーア地区で15人、バーブ・フード地区で2人、バイヤーダ地区で1人、ジュッブ・ジャンダリーで2人、アシーラで1人、バーブ・アムル地区で2人が殺害された。
クサイル市では、治安部隊がすべてのモスクを閉鎖しデモ発生を阻止した。
タルビーサ市でも、治安部隊がモスクを包囲、検問所を設けて市民の接近を禁じた。
フーラ村では、バアス革命以前のシリア国旗が掲揚された。
ラスタン市でもデモが発生した。
これに対し、SANA(10月22日付)は、ヒムス市で、「武装テロ集団」と治安維持部隊が衝突し、前者のメンバー2人が殺害されたと報じた。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ハマー市のジャヌーブ・マルアブ地区のサハービー・ウマル・ブン・ヤースィル・モスクの礼拝者たちが礼拝後にデモを行い、2人が殺害された。またガーブ渓谷の村々でも反体制デモが発生したという。
カフルヌブーダ町で老人が軍用車にひかれて死亡した。
これに対し、SANA(10月22日付)は、ハマー市タアーウニーヤ地区で「武装テロ集団」がしかけた爆弾が爆発したと報じた。
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ハサカ県では、カーミシュリー市、ダルバースィーヤ市、マーリキーヤ市、アームーダー市でクルド人が反体制デモを行った。
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イドリブ県では、マアッラト・ヌウマーン市で、カッザーフィー大佐の死に触発されたシュプレヒコールが連呼されたほか、「NATOはどこだ?」といったプラカードが掲げられた映像がユーチューブで配信された。しかしシリアのほとんどの反体制勢力は外国の軍事干渉に反対している。
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ダルアー県では、地元調整諸委員会によると、インヒル市で軍・治安部隊が拡声器で外出禁止を呼びかけたが、ジャースィム市などで反体制デモが発生した。
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ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル市、ブーカマール市、マイダーン市で反体制デモが発生した。
しかしSANA(10月22日付)は、ブーカマール市で数千人の市民がアサド大統領の改革路線を支持する行進を行ったと報じた。
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ダマスカス郊外県では、地元調整諸委員会によると、サクバー、カフルバトナー、ハムーリーヤ、ジスリーンなどに多数の治安部隊が展開し、デモ阻止を試みた。
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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市の複数のモスクの礼拝者たちがデモを行った。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、スライバ地区のファターヒー・モスクを治安部隊とシャッビーハが包囲し、デモを阻止した。
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アレッポ県では、シリア革命総合委員会によると、サラーフッディーン地区でデモが発生、治安当局が3人の身柄を拘束した。マーリア市、タッル・リフアト市でもデモが発生したという。
一方、SANA(10月22日付)は、高官筋がアレッポ市上空で戦闘機が旋回しているとのジャズィーラの報道を否定したと報じた。
地元調整諸委員会はカッザーフィー大佐の死を受けて声明を出し、「アラブ革命の3番目となる大勝利は、地域の専制者、蜂起する国民、そして全世界に明確なメッセージを発信している。自由への要求は後戻りできず、それなしには尊厳に満ちた至高の血も魂もないというメッセージを…。リビアは…永遠に続くと支持者たちが考えてきた専制者に対する地域国民の意思の勝利を示すもう一つのモデルとなるだろう…」と述べた。
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シリア革命総合委員会はカッザーフィー大佐の死を受けて声明を出し「シリア革命とリビア革命には類似点が多い…。シリアの革命の勝利はリビアの革命と同様約束されている」と述べた。
シリア中央銀行のアディーブ・マイヤーラ総裁は、RTとのインタビューで、EUの制裁が続いた場合、貿易決済通貨をユーロからロシア・ルーブルに切り替える可能性があると述べた。シリアは2005年のジョージ・W・ブッシュ米政権によるシリア制裁レバノン主権回復法発動を受け、貿易決済通貨を米ドルからユーロに切り替えていた。
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SANA(10月22日付)は、憲法草案作成国民委員会のアフマド・クスバリー弁護士が、同委員会が来週会合を開き、憲法条文に関する審議を行うと述べたと報じた。
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『ジャディード』(10月21日付)は、数日前にカタールのハマド・ブン・ハリーファ・アール・サーニー首長がバッシャール・アサド大統領と電話会談したと報道した。同記事によると、この会談で、シリア情勢について尋ねられたアサド大統領は「ジャズィーラでシリア情勢をフォローできる(はずだ)…。ほとんどの外国のもくろみは失敗し事態は収束に向かっている」と答えたという。
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ヴァージニア州アレキサンドリアの連邦地方裁判所でのムハンマド・スワイド氏(通称「アレックス」)の審理で、検察側は、同氏がバッシャール・アサド大統領と握手を交わしている写真を証拠として提出した。
スワイド氏は米国内で活動するシリアの反体制活動家を写真やビデオに収め、シリアの諜報機関に渡していたと疑われている。なお公開された資料写真は画素が荒く、その真偽は不明である。
検察側が提出した文書は、「被告は在米シリア大使を含むシリア政府高官と定期的に連絡を取り合っていた」として、米国内でのスパイ活動にアサド政権が関与していたことを疑っている。
ニューヨーク訪問中のレバノン・マロン派のビシャーラ・ラーイー総大司教は、国連の潘基文事務総長との会談に先立って記者会見を行い、「我々はシリアでの平和的な方法による民主主義と改革を支持する…。シリアで内戦が勃発すれば、レバノンに波及し、キリスト教徒が排除されるだろう」と述べた。
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レバノン・シリア最高会議のナスリー・フーリー議長は、ナジーブ・ミーカーティー首相との会談後、記者団に対して、「シリア軍はレバノン領を侵犯していない…。レバノン軍が国境情勢を管轄しているがゆえ、このことを保障できる…。メディアはリークしようとするが、公式発表で裏を取ろうとしていない…。(10月4日に領土侵犯がされたとされる)アルサール地区は係争地であり、レバノン側はレバノン領と、シリア側はシリア領と主張している」と述べた。
ヒューマン・ライツ・ウォッチなど各国の29の人権団体が共同声明を出し、国連人権理事会に対して、シリアでの民間人に対する過剰な暴力を阻止するための措置を講じるよう求めた。
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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣は、「ロシアの声」放送などを通じて、西側諸国のシリアへの対応が、リビア・シナリオの再来を招く、と述べ警鐘をならした。
AFP, October 21, 2011、Akhbar al-Sharq, October 21, 2011, October 22, 2011, October 25, 2011、DP-News, October 22, 2011、al-Hayat, October 22, 2011、al-Jadid, October 21, 2011、Kull-na Shuraka’, October 21, 2011, October 22, 2011、Naharnet, October 21, 2011、Reuters, October 21, 2011、SANA, October 21, 2011, October 22, 2011などをもとに作成。
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イドリブ県では、テレグラムの「…
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