フランスのフロランス・パルリ国防大臣は、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が活動を続けるイドリブ県やダマスカス郊外県東グータ地方に対するロシア・シリア軍の爆撃に伴う人道状況悪化に懸念を表明、爆撃の停止と同地への「人道回廊」の設置を呼びかけた。
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フランスのエマニュエル・マクロン大統領はロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談を行い、シリア情勢への対応について意見を交わした。
『ハヤート』(2月10日付)などによると、マクロン大統領は、「ダマスカス郊外県東グータ地方とイドリブ県の人道状況にもたらされている受け容れがたい混乱をシリア政府に解消させるために、でき得るすべてのことをする」と伝えるとともに、「この数週間で数度にわたり、民間人に対して塩素ガスが使用された可能性があることへの懸念」を表明したという。
AFP, February 9, 2018、ANHA, February 9, 2018、AP, February 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 9, 2018、al-Hayat, February 10, 2018、Reuters, February 9, 2018、SANA, February 9, 2018、UPI, February 9, 2018などをもとに作成。
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