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米国防総省報道官「米国は国連安保理決議第2401号が定める停戦の監視において何らの役割も果たさない」(2018年2月27日)

米国防総省のロブ・マニング報道官は、シリア国内で少なくとも30日間の人道停戦を行うことを定めた国連安保理決議第2401号に関して、停戦違反があった場合は「当然非難する」としつつ、「国防総省は安保理が発表した停戦の違反監視においていかなる役割も果たさない」と述べた。

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フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外務大臣は、モスクワでのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との会談後の記者会見で、シリア政府に圧力をかけ、シリア国内での停戦を監視するための仕組みを確立させるようロシアに求めた。

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国連のステファン・ドゥジャリク事務総長付報道官は、ロシア軍が午前9時から午後2時までの5時間の人道停戦を実施すると発表したことに関して、「何もないよりはましだが、5時間で人道支援活動が十分できるかどうかを話すことは難しい」と述べた。

AFP, February 27, 2018、ANHA, February 27, 2018、AP, February 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2018、al-Hayat, February 28, 2018、Reuters, February 27, 2018、SANA, February 27, 2018、UPI, February 27, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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