イスラーム軍がシリア政府に引き渡したシャーム解放機構メンバー13人はイドリブ県に近いハマー県カルアト・マディーク町に移送される(2018年3月10日)

『ハヤート』(3月11日付)によると、イスラーム軍の政治局長を務めるヤースィル・ダルワーン氏は、シャーム解放機構のメンバー13人の身柄を9日晩に国連使節団に引き渡し、彼らがワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプを経由して、シリア政府支配地域に移送されたことを認めた。

スマート・ニュース(3月10日付)によると、13人はその後、ハマー県カルアト・マディーク町まで移送されたという。

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SANA(3月9日付)は、東グータ地方で活動を続けてきた反体制武装集団の戦闘員多数が、人道回廊が設置されているワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに到達、同地で待機していた大型バスに乗ってシリア政府支配地域に移送されたと伝えていた。

また、イスラーム軍も9日、シリア赤新月社、赤十字国際委員会、国連世界食糧機関(WFP)の支援チームとともにダマスカス郊外県東グータ地方の反体制派支配地域に入った国連使節団と会談し、イスラーム軍が拘束中のシャーム解放機構のメンバーを同地から移送することで合意したと発表していた。

AFP, March 10, 2018、ANHA, March 10, 2018、AP, March 10, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2018、al-Hayat, March 11, 2018、Reuters, March 10, 2018、SANA, March 9, 2018、March 10, 2018、SMART News, March 10, 2018、UPI, March 10, 2018などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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