スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は、ロシアのモスクワを訪問し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣、セルゲイ・ショイグ国防大臣と会談し、1月末にソチで開催されたシリア国民対話大会の成果とジュネーブ会議、アスタナ会議の今後の活動をどのように結びつけるかについて意見を交わした。
『ハヤート』(3月30日付)によると、会談でショイグ国防大臣はデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表に対して、ダマスカス郊外県東グータ地方から避難・脱出している住民が数日中に自宅に戻れるとの見込みを示す一方、ロシア軍が民間人を移送するバスに対して行おうとしていたテロ攻撃を阻止したと述べた。
このテロ攻撃は、SANAが報じた自爆戦闘員による攻撃未遂を指す。
またラブロフ外務大臣は会談後の会見で、東グータ地方への人道支援を国連との協力のもとで行うとの意思を表明するとともに、ダマスカス郊外県の90%がシリア政府の支配地域に復帰、「東グータ地方でのテロリストの浄化はほぼ完了した」と述べた。
また、ラッカ市の状況を評価するための国際使節団を派遣することでデミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表と合意したことを明らかにした。
AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。
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