ダマスカス郊外県では、SANA(4月4日付)によると、東グータ地方ドゥーマー市を支配していたイスラーム軍の戦闘員と家族635人が、シリア政府によって用意された大型バス13台に分乗し、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の支配下にあるイドリブ県に退去した。
イスラーム軍戦闘員と家族の退去は2日、3日に続いてこれで3度目。
また、東グータ地方ドゥーマー市でイスラーム軍によって拉致されていた人質5人が解放された。
解放は、ロシアとドゥーマー市の「文民委員会」の仲介によりシリア政府とイスラーム軍の停戦合意を受けたもの。
一方、SANAは、シリア軍によって制圧された東グータ地方ザマルカー町でラフマーン軍団が本部、拘置所として使用していた施設の写真と映像を公開した。
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ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)によると、ダマスカス郊外県東カラムーン地方のルハイバ市・ジャイルード市近郊の発電所で4日に予定されていたロシア・シリア政府使節団と反体制武装集団の停戦交渉が延期となった。
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ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)によると、シャーム解放機構が県南部(タクニース村、ジャマクリーヤ村一帯)に進攻したシリア軍と交戦した。
AFP, April 4, 2018、ANHA, April 4, 2018、AP, April 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2018、al-Hayat, April 5, 2018、Reuters, April 4, 2018、SANA, April 4, 2018、UPI, April 4, 2018などをもとに作成。
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